妊娠周期の計算方法と妊娠週数におけるママの体の変化とは?

妊娠中の女性と夫

妊娠周期を把握することは、

  • いつできたのだろうか
  • 予定日はいつなのだろうか

といった疑問・不安を解消してくれます。

だからこそ妊娠週数の計算は少し特殊なため、ちゃんとした計算方法で正確な週数を把握している状態にしておき、各周期における体の変化を把握しておくことで、妊娠中のトラブルに備えましょう。

妊娠周期の計算方法

妊娠週数には昔から十月十日という言葉があるように、約10ヶ月程で出産まで至ると考えられていましたが、正常に妊娠から出産まで至るまでの統計を取ったところ、おおよそ280日±15日であることがわかりました。

WHO(世界保健機関)の計算の定義

  • 「最終月経の第1日目から数えての満の週、日数で表す」
  • 「最終月経の第1日目を0週目とする」
  • 「妊娠0-6日を妊娠0週、妊娠7-13日を妊娠満1週とする」
  • 「分泌予定日は妊娠280日で妊娠満40週を目安とする」

WHOでは以上のように計算方法を定義しています。
では実際に各妊娠週数においてママの体ではどのような変化が起こっているのかを一覧表にして紹介していきます。

妊娠週数と体の変化の一覧表(生理周期が28日の場合)

妊娠週数 体の変化
0~3週 最終月経からから0〜27日の週。
早い人は初期症状が現れますが、この段階で妊娠したと気づく人は少ないでしょう。
4~7週 最終月経から28〜55日の週。
妊娠2ヶ月目に入ると、眠気や下腹部の痛みなど徐々に体に変化が現れ始めます。
6週目に入ると、つわりなどの症状も出てきて、妊娠したとの実感が湧いてくるでしょう。
8~11週 最終月経から56〜83日の週。
つわりのピークを迎える月です。
10週目を迎える頃には、赤ちゃんもすくすくと成長し、人間の形になってくる時期です。
12~15週 最終月経から84〜111日の週。
つわりの症状が治まってきます。
赤ちゃんの呼吸器も発達してきて、それに伴い、お腹のふくらみも目立ってきます。
16~19週 最終月経から112〜139日の週。安定期に入る時期です。
赤ちゃんの成長速度が速くなり、胎動も感じ始めます。
お腹も大きくなり、腰痛など体に痛みなどの症状も現れる可能性があります。
20~23週 最終月経から140〜167日の週。
マタニティライフが楽しくなってくる時期です。
しかし、体の動きが鈍ってきたりと動くのが大変になってきます。
また、赤ちゃんの臓器が発達してくるタイミングです。
24~27週 最終月経から168〜195日の週。
生まれてくる赤ちゃんの準備をするには良い時期ですね。
赤ちゃんも光や音を感じられるくらい成長し、お腹の中で活発的に動き回るでしょう。
28~31週 最終月経から196〜223日の週。
妊娠後期に入ります。
体の変化も大きく現れます。
赤ちゃんが大きなり、子宮を圧迫するので尿漏れなど不快な症状も現れてきます。
32~35週 最終月経から224〜251日の週。
赤ちゃんは4頭身にまで育ち、子宮の中では窮屈になるので、お腹のなかでの動きは少なくなります。
また、35週目にもなると赤ちゃんの肺機能が育ち呼吸ができる状態になります。
36~39週 最終月経から252〜279日の週。
赤ちゃんはいつ外に出ても大丈夫な準備ができています。
37週目から正産期に入り、いつお産がきてもいいように心の準備をしておきましょう。
40週 出産予定日。

※こちらの妊娠周期一覧表は生理が28日周期を基にしたものです。

妊娠週数と日数は最終月経の開始日を「0」として数え、1週目は0〜6日となります。
そのため、最終月経開始日を「妊娠1ヶ月0週0日目」となります。
少し特殊な数え方のため、注意してくださいね。

妊娠週数と体の変化の一覧表(生理周期が35日の場合)

妊娠週数 体の変化
0~3週 最終月経からから0〜34日の週。
早い人は初期症状が現れますが、この段階で妊娠したと気づく人は少ないでしょう。
4~7週 最終月経から35〜63日の週。
妊娠2ヶ月目に入ると、眠気や下腹部の痛みなど徐々に体に変化が現れ始めます。
6週目に入ると、つわりなどの症状も出てきて、妊娠したとの実感が湧いてくるでしょう。
8~11週 最終月経から64〜92日の週。
つわりのピークを迎える月です。
10週目を迎える頃には、赤ちゃんもすくすくと成長し、人間の形になってくる時期です。
12~15週 最終月経から93〜121日の週。
つわりの症状が治まってきます。
赤ちゃんの呼吸器も発達してきて、それに伴い、お腹のふくらみも目立ってきます。
16~19週 最終月経から122〜150日の週。安定期に入る時期です。
赤ちゃんの成長速度が速くなり、胎動も感じ始めます。
お腹も大きくなり、腰痛など体に痛みなどの症状も現れる可能性があります。
20~23週 最終月経から151〜179日の週。
マタニティライフが楽しくなってくる時期です。
しかし、体の動きが鈍ってきたりと動くのが大変になってきます。
また、赤ちゃんの臓器が発達してくるタイミングです。
24~27週 最終月経から180〜208日の週。
生まれてくる赤ちゃんの準備をするには良い時期ですね。
赤ちゃんも光や音を感じられるくらい成長し、お腹の中で活発的に動き回るでしょう。
28~31週 最終月経から209〜237日の週。
妊娠後期に入ります。
体の変化も大きく現れます。
赤ちゃんが大きなり、子宮を圧迫するので尿漏れなど不快な症状も現れてきます。
32~35週 最終月経から238〜266日の週。
赤ちゃんは4頭身にまで育ち、子宮の中では窮屈になるので、お腹のなかでの動きは少なくなります。
また、35週目にもなると赤ちゃんの肺機能が育ち呼吸ができる状態になります。
36~39週 最終月経から267〜295日の週。
赤ちゃんはいつ外に出ても大丈夫な準備ができています。
37週目から正産期に入り、いつお産がきてもいいように心の準備をしておきましょう。
40週 出産予定日。

※こちらの妊娠周期一覧表は生理が35日周期を基にしたものです。

35日周期の場合、28日周期よりも1週間ほど遅れます。そのため、妊娠周期を計算する際に遅らせなければなりません。
周期が1週間ずれると、一覧表のように出産予定日まで約15日ほど妊娠周期が変化してきます。
そのため、自分の生理周期は正確に把握しておきましょう。

生理周期が不安定な人の妊娠周期の計算方法

生理周期が安定していないため、妊娠周期が計算できないと悩んでいる方もいると思います。

実は生理周期が不安定な方は基礎体温を測ることで、妊娠周期を求めることができます。

排卵日は低温期から高温期へ移行する時期なので、基礎体温をつけていれば、排卵日の日を「2週0日目」と把握することができるので試してみてくださいね。

妊娠周期の計算が間違っていた場合

可能性としては低いとは思いますが、妊娠周期の計算を間違えていた場合、母体や赤ちゃんに大きな影響を与えてしまうでしょう。
妊娠周期に合わせた生活が送れなくなってしまうので、流産や再話にも出産までたどりついたとしても、障害や後遺症を残した赤ちゃんが生まれてくる可能性が非常に大きくなります。
また、妊娠週は免疫力が低下しているため、感染症など今までかからなかった大きな病気を発症してしまうことも考えられます。
そのため、自分の月経周期を基に正確な妊娠周期を導きましょう。

妊娠周期で起こる変化・すべきこと

妊娠1ヶ月目(0〜3週目)

この時期は、母体に大きな変化も現れず妊娠の自覚は難しいかもしれませんね。

科着床ができなかった状態を指す、科学流産の可能性もありますが、自覚症状がない方が多く、知らずに過ごしてしまうこともあります。

受精卵の45%に異常があると言われており、着床しても育たないケースも珍しくないそうです。
着床しなければ、妊娠ができないので早い段階で食生活の改善や健康を維持するようにしましょう。
この時期に備えて、 妊活中なら普段から葉酸を摂取することもオススメですよ。

妊娠2ヶ月目(4〜7週目)

生理の遅れや体調の変化から、妊娠したかもと気づく時期かもしれません。

妊娠4週目は「絶対過敏期」と呼ばれる時期でもあります。

薬、アルコール、タバコの影響を強く受けると言われています。また、流産の確率が高い時期で、染色体の異常によって育たない場合が多いそうです。
体に現れる症状として、眠気、つわり、マタニティブルーの症状が現れ始めます。
妊娠検査薬が使える時期で、妊娠5〜6週目の初診がオススメです。

妊娠3ヶ月目(8〜11週目)

赤ちゃんを授かったという実感とともに、体調に大きな変化が現れ始める時期です。

女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増加し、37℃以上の発熱や風邪のような症状が発症する高温期が続きます。
また、免疫力が低下しているためトキソプラズマといった感染症に感染する可能性があります。

感染症にかかってしまうと、赤ちゃんにも感染してしまうこともあるので、動物などの雑菌が潜んでいるものに触れたりしないようにしましょう。

また、つわりのピークを迎える時期でもあるので、ひどい場合は、我慢せず医師などに相談して、点滴を受けるなどの処置を受けるようにしてくださいね。
妊娠中は冷えに敏感なので、暖かいものを摂取して体を冷やさないようにしましょう。

妊娠4ヶ月目(12〜15週目)

つわりがそろそろ落ち着いてくる時期です。

赤ちゃんも人間らしい姿形になってくるので、エコー検診も楽しみですね。
妊娠13週目になると胎盤が完成しつつあります。

胎盤の完成が近づくと、赤ちゃんはより鉄分やたんぱく質を必要とするため、鉄欠乏性貧血に気を付けましょう。
お腹の膨らみが目立ってくるので、マタニティウェアに着替え楽な格好で生活してください。
また、お腹が膨らむと足元が見づらいので、転倒してしまう場合があります。

貧血によるふらつきもあるかもしれないので、安定するスニーカーや手すりを利用して転倒には十分に注意しましょう。

妊娠5ヶ月目(16〜19週目)

赤ちゃんもすくすくと育ち、お腹の中でよく動くのを感じるでしょう。

胎盤のが完成することで、赤ちゃんに栄養を届けることができるようになります。
17週目にもなると、赤ちゃんはお母さんの声を聴くことができるようになります。
赤ちゃんに話しかけるのが楽しみになりますね。

また、食欲が増す時期なので、ついつい食べ過ぎてしまうことがあると思います。
しかし急激な体重増加は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を引き起こし、出産のリスクを上げてしまう可能性があるので、目標体重を算出して体重コントロールを行いましょう。

また、赤ちゃんが大きくなることで腰痛に悩まされるでしょう。すくすく育っている証拠なので、骨盤ベルトや腰痛防止ベルトを駆使して負担を減らしていきましょう。

妊娠6ヶ月目(20〜23週目)

安定期に入り、動くのも楽になってくるのでマタニティライフが楽しい時期でしょう。

21週目になると、赤ちゃんの性別も判別できるようになってきます。超音波検査で赤ちゃんの形が見えてくると一段愛おしくなってきますね。

ただお腹の膨らみが一層目立ってくる時期で、妊娠線が出やすくなるので、クリームなどを活用して保湿を怠らず、ケアするようにしましょう。

赤ちゃんの成長と一緒に子宮も大きくなり、心臓を圧迫します。そのため、負担が大きくなり動悸や息切れをなどの症状が出てくる場合があります。
マタニティライフが楽しい時期でもありますが、自分のペースで楽しむように心がけましょう。

7ヶ月目(24〜27週目)

お腹の中で活発に赤ちゃんが動き回る時期です。

24週目になると、赤ちゃんの生存率が80%程にまで上昇します。
しかし、免疫力は低いので重度の感染症や身体の異常は、赤ちゃんの後遺症として残ることがあるので、注意しましょう。

この時期に多い変化として、貧血がよく見られます。
健康を維持するために、バランスの良い食事+鉄分を多く含む食事を心がけましょう。
また、早産の可能性もある時期なので、リラックスした生活を意識して、赤ちゃんの成長を楽しみたいですね。

8ヶ月目(28〜31週目)

妊娠後期に入ります。

今までに増して身体に変化が現れるようになります。
「後期つわり」と呼ばれる症状も現れ始める時期でもあります。胃痛や胸焼け、吐き気に悩まされる方も出てくるでしょう。
食べ過ぎに注意して、小分けにして少量づつ食べるなどの工夫をしておくといいですね。

また、個人差はありますが、腰痛・便秘・むくみなどなどたくさんのマイナートラブルに悩まされることもあります。出産するまでお付合いしていくものなので、生まれてくる赤ちゃんを思い浮かべ辛抱しましょう。
この時期の赤ちゃんは脳が成長し始めます。とても大切な時期なので、しっかりと栄養を届けられるようにしましょうね。

31週目に入ると、出産後とほとんど見た目が変わらない状態にまで赤ちゃんは成長しています。
出産までもう少しなので、体調管理には気をつけて残り少しのマタニティライフを楽しみましょう。

9ヶ月目(32〜35週目)

赤ちゃんもついに4頭身にまで成長し、外にでる準備は万端です。

赤ちゃんが子宮内での位置が決まると、胎動はあまり感じなくなります。しかし。窮屈を感じて動いていないわけではないので、安心してください。
32週目になると血液量が増えるので、むくみやこむら返りなどの症状も増えてきます。症状が気になる方は、グッズやサプリメントなどもあるので、活用しましょう。

出産に向けて育児休暇や産前産後休暇を取得される方は、33週目までには手続きを済ませておきましょう。
また、最近では待機児童などの問題が上がってきているので、保育園・幼稚園を予め調べて、スムーズに仕事復帰ができるように用意しておくと良いです。

この時期は今まで以上に、お腹が空くタイミングです。
好きなものを好きなだけ食べたいという衝動をもう少しだけ我慢して、バランスのいい食事で健康維持を意識しましょう。

10ヶ月目(36〜39週目)

ついに生産期に入ります。

いつ生まれてきてもおかしくない状況です。
心の準備はしておきましょう。

37週目の赤ちゃんは、骨盤に頭を入れ込んで生まれるポーズでスタンバイしています。
そろそろ「おしるし」が出てくる時期です。
おしるしがでてから、おおよそ2日以内に出産するケースが多いです。できるのであれば、体を温めておくと陣痛促進にもなります。
また、赤ちゃんはお腹の中で外に出る練習をしているのですが、そのときに生まれる痛みが、前駆陣痛です。
痛みの間隔が不定期で、だんだんと消えいていきます。

38周目にもなると、破水が起こり始めます。
破水が起きた場合、感染症の可能性もあるのでシャワーやお風呂に入るのは控えて、病院に向かいましょう。

出産予定日(40週目〜)

出産予定日ちょうどに生まれるのは5%ほどで、そのほとんどが予定日を超過してしまいます。
予定日を超えてしまうことは、とっても不安に感じるかもしれませんが、予定日にはあまり期待せず、あくまでも目安であると思っておきましょう。

まとめ

妊娠周期を把握することは、母体のみならず生まれてくる赤ちゃんの健康を維持することにもつながります。
妊娠週中は免疫力が低下しているので、大きな病気にかかってしまうこともあります。そのため、正確な妊娠周期を計算して、安全に楽しいマタニティライフを過ごしましょう。

妊娠周期は、出産するにあたって必要不可欠なものです。
おおまかでの計算では、今後の生活を苦しいものにしてしまうかもしれません。
夢に見たような、暖かい家庭、充実した生活を過ごすためにも正確な妊娠周期を計算して、安全で楽しいマタニティライフを過ごせるようにしましょうね。